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自然災害と日本人の信仰〔5623〕2018/09/07

2018年9月7日(金)曇り

日本では、アニミズム的な自然崇拝の信仰が、太古の昔から現在に至るまで連綿と続いてきています。それは、縄文の昔から。神道は、現在の恣意的な国家神道は別にして、本来大自然を恐れ敬うという僕らの感覚から生まれ育ってきたもの。八百万の神、ね。

最近のように、地震、大雨洪水、台風暴風、高潮、そして地震といった自然災害が続くと、なんで八百万の神が生まれ、今も大切にされているのか、なんとなく解ります。僕らは、大自然の中で生きてる。色んな種類の自然の脅威にさらされながら生きている。たくさんの自然災害の中で暮らしている。この列島に住んでいる限り、それは宿命であり、そんな宿命の中で生まれてきた自然崇拝が、僕らの精神文化を形成し、八百万の神を生んだ言っても過言ではない気がします。

 

北海道の停電。全域停電というのは、ちょっと、聞いたことがない。この科学技術が進歩した現代にあって、そんなことが起きてしまうのか。文明の脆弱性を垣間見ると同時に、人間って、想定下手なんだな、と感じてしまいました。こういった事態は、まあ、よく考えたら想定できた。後になって考えてみたらね。福島の原発事故もそうですが、想定して対策を打つのが、下手。こうやって学習していきながら、大自然と向き合っていかんといけませんね。大自然は、僕らが思っている以上にすごいから。すごい大自然の中で生きているのが僕らだから。

 

震源地近く、厚真町では震度7だったそう。それはもう、想像を絶する揺れ。ヘリコプターからの映像を見てると、襞になった山々が、山々全部が地滑りを起こしてました。悪夢のような映像。どうしてそんなことが起きるのか。

「20万分の1日本シームレス地質図」を見て見ました。なるほど。これは柔らかい山だ。四国の山々は、プレート運動によって長い年月かけて盛り上がってきた岩石の山なので、硬い。けど、厚真町吉野地区の、あの地滑りを起こした山は、約1500万年前~700万年前に形成された地層で、海成または非海成堆積岩類、となってます。四国の山々の、2億年とか1億年とか、短いのでも数千万年前の地層に比べたら随分と若いし、堆積岩だ。若い堆積岩は、それほど固まっていない。

関空の下の洪積層は、ビルを建てられるくらいには硬い地盤だけども、せいぜい数十万年の堆積層なので、関空の重みには耐えられなかった。

ここの山は、それよりは硬いけども、僕らが普通に目にする山々に比べると、脆い地層。しかも、地層境界か断層が走っている。

 

こないだの台風の雨。柔らかい地盤の山。そこの断層がズレて直下型で震度7。

そんな悪条件が重なり合って重なり合った、大災害だと思います。

 

地盤、地層でいうと、北海道にはこういった柔らかい地層が多いですね。四国の山々は、古くて硬い地盤が多い。多いけど、御荷鉾帯のように水を含みやすい地滑り帯も多いので、一概には言えません。

そう。一概に言えない。ここは大丈夫で、ここは危ない、ということは一概に言えない。想定しても、想定しきれない。それだけ大自然の脅威は、広範囲ですさまじい。

 

そんな列島に住んでいる、ということを、強く強く教えてくれる、最近の自然災害。

本当に、心よりお見舞い申し上げます。

 

そして、他人事ではなくて、忘れてはいけないのが、いつ、誰の身に襲いかかってきてもおかしくない列島に僕らが住んでいる、ということ。


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