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椿と椿三十郎と、緑地帯〔5437〕2018/03/05

2018年3月5日(月)雨

しっかりした雨脚。気温は、高い。「土佐のおきゃく」やってますので、昨日の日曜日に降らんかったのは良かった良かった。

会社の椿、雨に濡れて美しい。椿と山茶花の違いは、今までにも随分とやったね。一番わかりやすいのは、花びらがハラハラ散るのが山茶花で、花ごとボトリと落ちるのが、椿だ。

ボトリと落ちるのが首が落ちるのに通じる、ということで、武士は椿を嫌ったという俗説があるけど、あれは明治以降の俗説だ、とも言いますね。

皇室崇拝であったり、大和魂であったりと、明治以降にできあがってきた俗説、とても多い。あたかも昔からそうであったかのように作り上げられてきた、俗説。

武家は椿を嫌ったので、椿三十郎の、武家の庭に椿の花、というのは間違い、という人もいるけど、椿は結構好まれていた花らしいですね。

椿三十郎と言えば、その三船敏郎の殺陣は、時代劇史上有数のもの、と言われてますよね。数十秒で20人以上を斬る、というのもすごい。斬るというか、叩き斬る感じ。でも一番すごいのは、映画の最終盤で仲代達矢を斬るところ。これはもう、凄まじい。これね。抜きながら、斬る。最短距離で。すごい。

椿三十郎は、前年に製作された用心棒の二番煎じ。用心棒のストーリーに、若大将加山雄三などを絡ませるという、映画会社の思惑、魂胆が見え見えの感じであるが、その完成度は高いので、文句言えません。

 

用心棒では、名前を尋ねられた三船敏郎が、窓の外、遠くに見える桑畑を見ながら「桑畑三十郎。いや、もうすぐ四十郎かな。」と宣うが、椿三十郎では、庭の椿を見ながら「椿三十郎。いや、もうすぐ四十郎かな。」と、つぶやく。

なんという格好良さ。

そんな演出が臆面もなく行われ、臆面もなく受け入れられたあの時代。かっちょぶーだ。

あと、殺陣ですごいのは座頭市の勝新太郎。三船敏郎や勝新太郎のような、凄まじい役者さんは、もう、現れないのだろうか。

 

この、会社の本社棟前に咲く椿。しばらく咲いてます。結構長いね。この隣には白い花を咲かせる山茶花。もう終わったけど。赤い椿と白い山茶花。この緑地帯には、桜、金木犀、檸檬、文旦と並んでます。色んな季節を楽しめるように、色んな季節に花を咲かせる木々が、並ぶ。

この並びを考えた人、偉いと思いました。


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