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北東10度の謎〔5419〕2018/02/15

2018年2月15日(木)晴れ

暖かい朝。なんてったって、氷点下ではない。いよいよこれから春に向かうのでありましょう。もう、2月も半分過ぎました。

 

今朝の高知新聞。「国分寺へ続く古代官道」という記事が目に止まった。そう。こないだ、土佐国分寺跡の遺跡調査で、古代国分寺の伽藍のほぼ全容が明らかになってきた、てなニュースがありました。それにより、以前このにっこりでもご紹介した祈年遺跡の官道が、国分寺からまっすぐ繋がっていたものであることが、ほぼ証明された、という記事。

僕も、そこは気になってました。今朝の記事に推定延長線として描かれている、古代官道のルート。間違いないですね。

隋唐をお手本にし、国際社会から認められたいと頑張っていた、国家黎明期の日本。隋唐から律令制度を取り入れ、国家の仕組みや習俗に至るまで模倣し、国際社会での立場を少しでも引き上げようとしていた日本。

律令制度もそうだし、平城京などの都市建設も、そう。そして官道。

中央集権国家をつくるのに、交通インフラは必須。隋唐の交通インフラを見てみると、強大な国家権力を基盤とした整備が行なわれている。例えば、直線上に伸びる、広い主要幹線路とか。

 

律令制度を基本に国家を建設していた日本でも、中央集権を固めるために、交通インフラ整備が行なわれた。隋唐のように。で、河川や湿地帯が多い日本の国土なのに、無理して、広い直線道路を作ったと思われます。

その大陸的インフラの殆どは現代まで続かず、日本の地形、地質、風土に合った、地形をうまく利用した交通インフラに変化していくことになったのは、日本としては当然のことだったと思う。だって、地学的条件があまりにも違うんだもん。

 

で、直線の官道。

ちょっと盲点だったんですが、国分寺と祈年遺跡を結ぶ直線の官道を南へ延伸させると、現在の住吉通につながるんだということが、今朝の記事に書かれてました。そうか。そういうことか。

で、地理院地図で確認。住宅地も、田んぼの区画も、見事な条里になっている

おう。この条里は、古代官道の直線方向に合わせてつくられた条里ではないか。角度は、そのままだ。ぴったし南北ではない。北が、少しだけ東に振っている、つまり北東に少しだけ傾いた官道があり、その官道の角度に合わせて条里がつくられ、町や田んぼができていった、ということだ。

 

ここまでなら、なるほどね、という話。まあね、そういうことね、という話。

ところが、ここからがすごい。

 

この傾きが気になったので、「古代 官道 傾き」でGoogle検索してみた。すると、こんなページが出てきたではないか。香川大学のメールマガジン。高松市の市街地は、城下町に由来する。その城下町の区画は、古代の条里に由来する。そしてその条里は、古代の官道、南海道の向きに由来する、という文章だ。そしてその古代南海道の傾きが、北東に10度。だから現在の高松市中心部の区画の傾きも、北東に10度。なるほど。北東に10度か。

そこで、急いで、上記の、国分寺から祈年遺跡へつながる官道、その延長線上の住吉通りの傾きを、PCにコンパスをあてて測ってみた。ああ。なんということだ。ピッタリ、10度だ。北東に。その官道に合わせてつくられた条里の傾きも、当然北東に10度。おお。なんということ。

高松市街地の傾きの理由を、その文章を書いた田中教授は、南海道が、三木町白山から高松市と国分寺町の間の伽藍山・六つ目山の間の峠を結んでおり、その傾きが10度であるから、と結論付けている。真相は、わからない。

 

今朝わかった、事実のみを、整理しておこう。

土佐の国分寺を通る南海道などの官道は、直線で、北東に10度傾いていた。その向きに合わせて、古代の条里がつくられ、町や田んぼができた。

高松市の中心部の区画は、古代の条里に合わせてつくられており、その傾きは古代南海道の傾きである、北東へ10度である。讃岐国分寺から三木町白山へとつながる南海道の傾きが、10度である。

 

以上。

北東に10度の傾きが一緒なのは、偶然なのか。意味があるのか。古代の四国、南海道。

もしかしたら、ある意味があって、統一的な向きの道、条里がつくられたのか、それとも偶然なのか。大発見なのか、まったくの偶然か。

この記事を見て、久々に妄想が暴走した朝でした。

ぬくいですきんね。


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