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跡地利用と思想〔4946〕2016/10/30

2016年10月30日(日)晴れ

広島から帰っております。新幹線の車窓から見えるのは、昨日もご紹介したMAZDA zoom-zoomスタジアム。正式には広島市民球場だ。
昨日、あそこで繰り広げられた激しい試合のことは置いときましょう。良い夢を広島の皆さんに見せてくれたカープに、広島の皆さんは感謝の言葉を投げかけている。良い風景です。

市民球場の移転問題が持ち上がった際、色んな候補地があがったようです。最終的に、この、国鉄清算事業団が所有し、売却しようとしていた土地に決めたのは英断でした。ここに新球場を建設したことで、カープの雰囲気が、カープの流れが変わりましたね。
広島の街にとっても、流川界隈だけではない、新しい人の流れが創出された。

貨物駅の移転による再開発と言えば、東京の新橋界隈もそうですね。あの辺の高層ビル群は、あそこが広大な貨物駅であったことにより、できあがりました。街の中心部に広大な土地、というのはそうそうあるものではない。そんな意味で、その再開発の方向性は、その街にとって重要な意味を持ちますね。

鉄道の車庫跡地、ということで言うと、高知駅も、そう。
駅の北側に広がっていた車庫が布師田に移転、その跡地が再開発で、随分と変わりました。それが街の活性化につながっちゅうかどうかは、わかりませんが。

大阪駅の北側も、今、再開発が進む場所。なんでも、東海道線の支線を大阪寄りにして、そこに新駅をつくり、関西空港へ直通できるようにするのだとか。関空の利便性が高まる、てな話ですが、僕らにはあんまし関係ないか。

大阪と言えば、2025年の万博誘致が始まっちょりますね。大阪湾につくられた広大な埋立地を利用し、万博を開催する。
大阪の経済人の方の話では、そもそも、その埋立地が何のためにできたのか、未だによくわからん、とのこと。なんでっか、それは。

万博の話の前に、IRというのがあります。Integrated Resort。直訳すると統合型リゾート。ありましたよね、カジノ計画。カジノを含む、広大なリゾート施設を整備しよう、という話だったと思います。さすがに、カジノという言葉が一人歩きすると批判を浴びるので、最近は、1万人規模の大きなコンベンションができる、インバウンドも視野に入れた複合施設、てな言い回しに変わってきちょります。
その埋立地で、IRと同時に、万博もやろう、という話なんですね。2025年に。

で、万博終了後は、そのIRと連動した施設として利用されるようにする、とのこと。さあ。どうなるでしょう。昨日の話ではないですが、キチンとした思想のもとに、計画してもらいたいところです。

1970年に開催された大阪万博は、大阪北部の丘陵地帯を切り開いて行われた。跡地については、色んな思惑が絡み合い、色んな案が出てきましたが、結局、大きな森の公園が残されたことは非常によかったと思います。エキスポランドは商業施設になりました。

さて。
広島では、旧広島市民球場の跡地をどうするか、かなり揉めておりますね。
サッカー場にして、Jリーグのサンフレッチェ広島がホームとして利用する、という話がサンフレッチェの強力スポンサーから湧き上がり、海の方の広い運動公園に新しいサッカースタジアムを建設しようと思っていた行政なんかと対立。さあ。どうなるんでしょう。どうした方が良いのか。

カープの移転で見事な成功を収めた、広島東洋カープの経営者の皆さんに、意見を聞いてみたら良いですね。それぞれの案が、どんな「思想」をもっているのか。広島という街にとって、サッカーチームにとって、どれが一番良いのか。既成概念に捉われない、自由な発想で、「思想」を追求したら、良い結果が出ると思います。

跡地利用で重要なのは、やはり、思想。


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