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大学という場所〔4571〕2015/10/21

2015年10月21日(水)快晴!

良いお天気。
こないだうち、高知新聞に、高知大学海洋コア総合研究センターに関する連載記事が掲載されよりました。弊社の近く、高知大学農学部に隣接して設けられた、すごい施設。高知大学の施設であり、また、国立研究開発法人海洋研究開発機構の「高知コア研究所」でもあります。
近年、大学の予算というのはどんどんと厳しくなっておりますが、コア研究所は、大学とは独立した国の研究機関で、世界的な研究をするにふさわしい、なかなかの施設であります。そんなのが、高知にあったの?というくらい、なかなかの施設。

世界中から研究者が集まり、地球環境だけではない、様々な人類にまつわる研究が行われている研究所。

テーマは、それこそ多彩。昨日の記事には「次世代型ハイパークリーンルーム」という、「空中に浮くDNA分子も取り除くレベル」のクリーンルームが、今月導入されたともありました。
それで思い出すのが、ネアンデルタール人。
昨日のにっこりに、「我々ホモサピエンスがアフリカを出発して世界中に広がる際、ネアンデルタール人と交配していた、というゲノム解析の研究もあります。で、アフリカ以外の現代人の遺伝子には、ネアンデルタール人の遺伝子が数パーセント含まれている、とのこと。」と書きました。その研究を指導先導したのが、スウェーデン生まれのスヴァンテ・ペーボ博士。その博士が書いた本を読むと、DNA解析で、こじゃんと苦労したのが、目的の骨(ネアンデルタール人の骨)のDNAに、現代人の皮膚から飛散したDNAやら種々のDNAが混入するのを防ぐこと。これは、とんでもなく大変な作業でした。
なので、海洋コアセンターのクリーンルームも、コアに含まれる微生物などを遺伝子レベルで解析する際、混入がおこったりせんように、ということなのかも知れない。

最近、個人の遺伝子を解析して、その体質やらルーツやらを調べてくれるサービス、ありますよね。小生、それ、やってみました。すると、ルーツは、アフリカを出てインドを経由し、中国北部から弥生時代にやって来た、となっちょります。それは良いが、体質としては、髪が太く、男性ホルモンはやや高めで、鼻筋が通っていて、腹囲は小さい。う〜ん。誰かの遺伝子が混入してないか?

それはともかく。
写真は、高知コア研究所の、昨年整備された駐車場から、コア研究所方面を撮影したもの。できたばっかしの、2014年5月22日にご紹介しちょります。
ここには、太平洋戦争末期、高知海軍航空隊の基地が置かれ、地下につくられた通信所が、そのままの状態で残されちょります。駐車場ができるまでは、放置されたような状態でしたが、駐車場整備に当たって、キチンと入り口ができて管理され、説明板も設けられたのであります。写真の四角いコンクリートのオブジェが、その入り口。合計4箇所、あります。

さすが、高知大学。
大学という場所は、こういったところにも、キチンと予算をとってちゃんとする。役所とは違い、また、役所からは独立した、モノやコトの価値を大切にする、といったことのできる施設が、大学。
国立大学法人の、人文系学部再編の記事が、世間を賑わしております。大学というところは、目先の実利だけを追いかける場所ではない。また、昔から一番大切だとされてきたのが「学の独立」。
現状ではいかん、ということで、改革はしていく必要性、あります。高知大学は、たぶん、全国の国立大学に先駆けて改革を進めてきちょります。これは間違いない。学部再編も進んでおり、この春には地域協働学部も始まった。この方向性は、正しい。

大学は、自主独立の自由な発想で、人口減少社会での生き残りをかけた改革進めていく必要があります。それは、独立した、自由な知恵。これで、基礎研究や人文系の研究、教育が必要だと思えば、やる。
「国が金を出しているんだから国の言うことを聞け」といった、安易極まりない暴論を吐く議員が居たりしますが、とんでもない。大学は、権力から一定の距離を置き、独立自治ができるから、大学である。これは、もう、自明の理としか言いようない。

この、整備された戦争遺跡への入り口を見ながら、大学という場所について、考えてみました。


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