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狭軌と標準軌と馬車軌道〔4564〕2015/10/14

2015年10月14日(水)快晴!

今朝も良いお天気。
汽笛一声新橋を〜、と、言うわけで、今日は鉄道の日。明治5年10月14日、鉄道唱歌でおなじみの新橋から横浜まで、鉄道が走ったのでありました。実はその4ヶ月前に、品川横浜間で仮営業が始まっちゅうことは、メッソ知られちゃあしません。

それにしても、明治5年。明治維新から、これほどまでに短い期間で鉄道を敷設した訳だ。で、明治7年には大阪〜神戸、明治10年には京都〜大阪開通。東海道線の全線開通が明治22年。

この、鉄道というインフラ、良く考えられた仕組みだ。夢の、超高速大量輸送システム。鉄道が無かった時代、大量輸送と言えば、船。では陸地の移動は、と言うと、馬車、馬、徒歩。それに比べて、桁違いのスピードと輸送力を持つ、鉄道。
鉄道は、非常に効率的なスペースで、最も速いスピードを実現するシステムと言えましょう。明治の初めに、普通の人々が、楽チンに横浜まで1時間。これはもう、夢の世界であったと思われます。あまりにも夢のようだったので、全国に建設計画が広がっていったのは当然。必然。

明治になるまで、日本に鉄道のような発想がなく、西洋で生まれたのには理由があると思います。日本には、馬車という文化は無かった。もう、これは、間違いなく地勢的理由。日本は山国で、山と海の間の低地に狭い平野。その平野部も湿地帯が多く、しかも幾筋もの河川が流れている。こんな地勢では、馬車が発達しようがない。
以前にも書きましたが、古代から、ヨーロッパや中国では、馬に引かせた戦車が重要な兵器となりましたが、日本で戦車が発達することは無かった。発達のしようが無かった。

ローマ帝国を見てみると、ローマを中心に、放射状にローマ街道が敷設されました。紀元前から。その街道は、今で言う高速道路で、石で舗装され、一定距離ごとにサービスエリアも。その街道、映画とかでもあるように、轍がレールのようになっちょって、そこを馬車が走る仕組み。そんな街道をつくった西洋人が、その発想の延長線上で鉄道を考えついたのは必然やったかも知れません。
旅をするのに、基本、徒歩であった日本人が、何でもかんでも携行できるようにコンパクトにして行ったのが必然であったように。

そんなコンパクト志向もあったのでしょうか、日本の鉄道、新橋横浜間に敷設されてから今日まで、狭軌が基本。JRは、新幹線以外は狭軌ですきんね。狭軌の方が、お金もかからない、山間地にも工事しやすい、などなどの理由があったにかありません。日本人のコンパクト志向に合うちょった、という文化的側面もあったと推察します。
途中で何度か、標準軌に敷設し直そうという動きもあったようですが、それよりも狭軌のまんま、日本の隅々まで延伸する方が先だ、という議論に押されて今のようになったと言います。

狭軌は、幅1,067mm。これ、日本では一番多い幅。
写真は今朝のごめん。土電の電車。狭軌。始発から2番目の電車がホームに入ってくるところ。後免発で、朝倉行きの電車は、朝の2本だけ。
路面電車でも、広島の広電は標準軌。路面電車ではないが、コトデンなんかも標準機だ。幅1,435mm。新幹線とか、関西の私鉄とかは、この標準軌。こないだ走った東京の、都営荒川線。あれも幅が広いので、てっきり標準軌かと思い込んじょりましたら、違うんですね。1,372mm。標準軌より、ちくとせばい。馬車軌道というにかありません。鉄道が新橋横浜間に開通した明治5年、東京馬車軌道というのが開通しちょりますが、その軌道幅が、これ。で、今も馬車軌道と呼ばれ、その幅の電車が残っているのだそうです。
東京の路面電車は、その馬車軌道を引き継いちょりますので、荒川線は今も馬車軌道、という訳だ。

知らんかったですが、京王電鉄の井の頭線を除く全線が、この馬車軌道ながやそうですね。あと、京王線と直通運転する都営新宿線。それから東急世田谷線。これは知りませんでした。基本的に日本では狭軌と標準軌と思いよりました。

世の中、知らんことだらけ。ついこないだ、標準軌と思い込んで眺めながら走った都営荒川線は、実は、標準軌でなくて馬車軌道でありました。今朝、またひとつ、勉強になりました。


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