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電灯の消えた拝殿前〔4150〕2014/08/26

電灯の消えた拝殿前

2014年8月26日(火)小雨

また雨の朝。とは言え、静かな小雨。こないだうちまでのヒステリックにしてエキセントリックな雨ではありません。確かに潮目が替わりつつあります。期間は短いかも知れませんが、夏を取り戻せるかも、という期待に胸が膨らみます。

ここはいつもの野市、上岡八幡宮さん。昨日もここからご紹介しましたね〜。いや、手抜きではありません。
昨日の朝から、拝殿の庇の下の灯りが消えちょります。電球が切れたがでしょうか。この灯りが消えると、まだ暗いうちの参拝の雰囲気が替わってきます。明るい時には全然感じなかった、ナニかを感じるような気がするのでありますね。少し厳粛な気分になる、真っ暗な神社の拝殿。背後の暗い山から、何か、厳かな雰囲気が溢れてくる気がします。

その、太古の昔から信仰の拠点であったであろう上岡山。以前にもご紹介しましたが、太平洋戦争末期、この山にも縦横に壕が掘られ、米軍の攻撃に備える陣地となっちょりました。防空壕というだけでなく、軍の施設としての壕。対岸の海軍航空隊飛行場の付属施設でしょうか。

昨夜。とある会合で、昭和5年生れの大先輩と同席させて頂き、色んなお話を伺いました。高校の31年先輩。戦争末期、勤労動員で、今の潮見台団地のある山で壕を掘る作業をやらされた、とのこと。おう。鉢伏山の錦兵団ではないか。小生が、その痕跡をたつくっておることをお話すると、懐かしそうに話して下さいました。
第11師団、錦兵団のことを知っちゅうヒトも、もう、ほとんどおらんなった、と寂しそうです。こんなに身近に、あの鉢伏山に築かれようとしよった要塞の構築作業に動員されちょった方がいらっしゃったとは。

もう、そんな記憶や体験をもつ方も、ほとんど居らんなってしまいました。我々は、そこに、確かに戦争があった事実、そして何故そんなことになっていったのかという歴史的経緯を、確かに伝えていかんといかんと思います。貴重なお話を聞かせて頂きました。

さて。
昨日、日本の人口問題と中山間の活力再興の関係を書きました。今朝の新聞を読むと、政府が、過疎地対策として、過疎地の中心集落に施設を集約し、バス運行の補助などを厚くする、などの政策を実行する、てな記事。なるほど、う〜ん。それもひょっとしたらちょっとの間だけの時間稼ぎ効果はあるかも知れない。しかし、根本的解決に向かう社会学的アプローチではない。まだまだ、本格的危機感が完全に欠如しちゅうと思われます。東京で政策を考えると、そんなことになるのか〜。

切実な人口問題。それを解決するには、出生率の高い田舎に、若者が住みたがるようにする。その為には、山が金を産まないとダメ、というアプローチが社会学。
昔、ローマ帝国が全盛の頃、やはりローマ界隈で人口問題が深刻になりました。そこで、税制の優遇だけではなく、子どもが居ない親は、重要な職につけない、とか、かなり強制力のある施策で、人口問題に立ち向こうた歴史があります。
今はなかなかそんなのは無理でしょうが、思いきった税制などで、若者を田舎に移住させることはできると思いますね。都会に住むと、強烈に税金が高くなる、とか。
いや、これは、単に一極集中がイヤ、とかいった感情問題ではなく、日本の将来の人口構造を考えた重要な課題、と考えれば、かなり思いきったこともできるのではないでしょうかね。

そして山が金を産む仕組み。
それこそ今朝の新聞にCLTのことも載っちょりましたが、そんな最新技術を活用し、膨大な資源を投下して山が金を産む仕組みを再構築する。巨額の投資が行われたとしても、結果的に人口が増え、日本の国土が守られ、山々、海々に暮らす人々のコミュニティが維持発展する社会が実現できたら安いもんやと思いますが、いかがでしょうか。

ああ。山間の村に子供達の声が賑やかに響き、自然の中で豊に穏やかに人々が暮らす、夢の国。


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