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静岡県袋井市の命山計画と、命山〔4145〕2014/08/21

静岡県袋井市の命山計画と、命山

2014年8月21日(木)降ったりやんだり

昨日のお昼、高知へモンてきました。厚い雲に覆われた高知へ。午前中には激しい雨が降ったと言いよりました。昨夜も降りました。今朝も、時折強い雨。どうなっちゅうがでしょうか、この気候は。一昨日、昨日の東京のような、夏の青空がホントに羨ましい。高知は熱帯雨林のような気候になってしまいました。農作物への被害が、かなり深刻になりつつあります。

ここは今朝の高知空港。滑走路南東の、物部川河口の堤防上から撮影しました。撮影した時刻は6時過ぎ。まだ飛行機が離発着する時刻ではないのに、滑走路に照明。これは、毎朝行われゆう始業点検やと思われます。雲がたちこめる風景の中に、美しい滑走路が浮かび上がります。

ここは、日章村でした。
昭和17年、立田村、三島村、田村が合併して日章村になりました。そして、この場所の民有地が接収され、海軍高知航空隊の飛行場と基地が建設されることになったのはご承知の通り。
この目の前の滑走路のところにあった山、室岡山の話は、このにっこりでも何度も書いてきました。標高28.2m。南面には久枝八幡宮さんが鎮座。
その山は、宝永南海地震(1707年)、安政南海地震(1854年)の際には地元住民の避難場所となり、多くの人命を救うた山でした。なので、「命山」「宝山」と呼ばれた、という何度も書いてきた話。
南麓に鎮座ましましちょった福楽寺というお寺さんは、宝永地震津波で流され、宮の前に移転するも、明治初期の廃仏毀釈運動で廃寺。地蔵菩薩がご本尊やったので、今、空港の南の道路沿いに鎮座するお地蔵さんが関係するがやないた、と考えたりしゆうところです。

さて、命山。
今、南国市など、高知の太平洋岸にはたくさんの避難タワーが建設されています。それはそれでホントに大切なこと。ただ、あの、東日本大震災の巨大津波の映像を思い出すと、それだけで十分なのか、安全なのか、と考えさせられます。
このにっこりで、震災後、何度も書いてきた「命山」計画。人工の山、高台を、津波被災エリアにたくさんつくる、という提案。まずは避難タワー、ということでどんどんと計画が進んでおりますが、併せて命山も構築すべきではないか。

今朝の高知新聞に、静岡県袋井市で、「命山」整備計画が進んでいる、という話が載っておりました。避難ビルや避難タワーがないエリアでの、補完的意味合いでしょうか。
地震対策で有名な、高知大学の岡村先生の研究室でお話を伺うた際に、今次の東日本大震災で、人工的につくられた小山に逃げて助かった現場の写真も見せて頂きました。命山はかなり有効であると、岡村先生もおっしゃっておられます。

命山。
人工の小山は、普段は植栽を施して公園として利用できます。そして、何より、山には斜面があります。あの東日本の巨大津波の映像の破壊力。直線的な人工構築物より、斜面によって破壊力を緩和する方が効果的でしょう。避難タワーは、これから、維持管理していく必要もあるし、耐用年数の問題もある。巨大な船などが流されてきて避難タワーにぶつかってきたら、破壊されてしまうかも知れないが、山の斜面だと打ち上げられ、破壊されない。
そして、この目の前にあった命山の記録では、逃げ後れて津波に流された人が、命山に流れ着いて助かった、という話もあります。そう。斜面には流れ着くことができる。避難タワーの壁面は直立なので、そんなことは無理。

かつて、この風景の中にあった「命山」。今はもう無い「命山」。
今朝の袋井市の命山計画の記事を読んで、久々に、書いてみました。時間はないかも知れないし、あるかも知れない。少しづつ、高知でも、命山を整備していく「命山計画」を提案します。


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