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風景の色〔4049〕2014/05/17

風景の色

2014年5月17日(土)曇っちょります

昨日、「やぎり」の話を書きました。で、日本人全般にとって「やぎり」と言えば「矢切の渡し」、という話も書きました。
昔、広い川を渡る手段は渡し船しかなかった時代、矢切の渡しは非常に重要な交通機関やったがですね。
ひまわり乳業の東を流れる物部川にも、たくさんの渡しがありましたが、一番交通量が多かったと思われるのが、西岸の福田と東岸、野市深渕の間に運行された渡し船。土佐東街道は、ここを通っちょりましたので、メインの渡し場と言うたちかまんでしょう。

今は流路が東へ移動しちょりますが、往事、この写真のしゅっと東に、その渡し場があったと思われます。ここは川原神社さん。会社の近く、立田から北へ行った蔵福寺島というところに鎮座まします、古いお宮さん。川原大明神さん。
日本の風景では、田んぼが広がる平野のあちこちに、こういったこんもりした森が残されちょります。そして、そこには必ずお宮さんが鎮座。鎮守の森は、神の棲む森として、どんなに開発が進んでも伐採されずに残されていった、そんな日本人の心がわかる風景。

昨日、汽車で本州方面へ出張に行っちょりました。で、香川辺りの車窓の風景と、高知の車窓の風景の圧倒的違いを実感しました。風景の色。
そう。この写真でもわかりますように、高知は、田んぼの緑が濃い。横からみると真緑にみえるくらい、濃い緑色になっちょります。が、香川の平野に広がる田んぼは、まだまだ田植え直後の感じで、水面が光って見える風景。そう。風景の色が違うのであります。
また、香川では、ところどころに金色に光る麦畑。金色と水の色が香川。真緑が高知。こじゃんと対照的でした。

話は変わりますが、小生が尊敬する経営者に、ソフトブレーンを創業した宋文洲さんという方がいらっしゃいます。中国から北海道大学に留学し、技術系のソフトを構築してソフトブレーンを立ち上げ、プロセスマネジメントのソフトで一躍有名になった人物。その方のメルマガを購読しゆうがですが、その中に、中国人同士の文化的多様性に関することが書かれちょりました。アメリカの学者さんが1,162人の中国各地の漢民族学生に調査した結果の考察。米産地と、麦産地の思考の違いを実証したというもの。これはなかなか興味深い。

様々な実験を行うちゅうがですが、例えば、「自分と友人を丸で表す」実験。米産地の学生が自分を他人より少し小さめな丸を描くのに対して、麦産地の学生は明らかに友人より大きな丸で自分を描くことが分かったそうです。

何を植えるかで、思考パターンが決まってくる、という話。米作は、農地を整備し、水路を構築、維持管理し、様々な共同作業を必要とする。しかし、麦は、個人の単独作業でも可能。こないだ、香川県の小麦の生産量の増減について書いた話でも、その極端な増減は、簡単に始めれて、簡単にやめれる小麦栽培の特徴を表しちゅうがかも知れません。

で、米産地の人々は協調性とチームワークを重視する文化心理が形成され、麦産地の人々は独立性と個人主義的な文化心理が形成されたため、同じ東アジアでも麦産地の人々の心理特徴はよく言われる西洋人のそれに近い。このため、西洋VS東洋という単純な分類ではなく、人々が長い歴史における生産の在り方に着目すべきとの結論であったそうです。
なるほど。

香川では麦畑が多く、麦の産地のようにも見えます。しかし、どう考えても、香川県人より高知県人の方が協調性とチームワークを大切にするようには思えませんよね。どう考えても。
そこで導き出される結論は、香川県は、麦も作ってはおりますが、本来的にやはり米産地である、ということでしょうか。
香川のうどんがすべて香川県産に置き換わったとき、香川県は、大きな小麦産地になっちゅうでしょう。そうなったら、香川県人は、西洋人のような独立心旺盛で個人主義の県民になるのでありましょうか。いや、それはちょっと、と、思うてしもうた、初夏の朝。


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