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良心市と神様〔3890〕2013/12/09

良心市と神様

2013年12月9日(月)薄曇り

良心市。
この単語は、高知県では、このような道端の無人販売所のことを言います。どうやら、県外では、あんましそんな言い方はせんみたいで、ネットで検索しても、このスタイルの良心市は高知県のものばかりが出てきます。
ここは南国市岩村。なのか、土佐山田町神通寺なのか、微妙な場所。立田からまっすぐ北へ行った、農協のちょっと北っかわ。
この良心市は、目立ちます。
このように、特徴的な黄色いペインティングと豊富な品揃え。野菜だけではなく、白たくあんとかも置いちゃあります。朝から、次から次へと立ち寄る方が見受けられます。
しかし。

この良心市の真ん中部分に、厳しい文章を書いた紙が貼られちょりました。やはり、盗難が後を絶たないという哀しい事実。朝、9時過ぎには商品が無くなってしまいますが、それは売り切れたのではなく、殆ど持って行かれたから、てな内容で、警察に相談しちゅう、とのことでした。
このスタイルの販売所は、それこそ、人間の良心によって成り立っちょります。それを、誰っちゃあ見やあせんかったらかまんろう、と思うて盗っていくヒトが後を絶たない、というのは、日本人、いかがなものか、と考えさせられます。

実際、貧しくて食べるものが無いから盗む、というのと、全然性質が違うことは疑いも無い。タダやき、ちょっと得した気分になる、といった程度であると考えられます。貧しかったら盗ってもカマン、という訳ではないですけんど、得した気分のために盗るのは、より悪質度が高いがやないですろうか。
こんな状況は、コミュニティの結び付きが弱うなったこととも無関係ではないでしょう。いつも、コミュニティの中でコミュニティの皆さんにお世話になり、お世話し、深く付き合う。そんな日本ではないなっていきゆうことが、ちょっと哀しい。

そんな世の中ですき、対策はなかなか難しいですな。どうやって、そのヒトの良心に訴えるか。盗ることは悪いことだ、という認識を与えるのか。一度、防犯カメラかなにかで捕まえて反省させるのも手でしょう。しかしそれは、なんか、最終手段の様な気がしまする。

以前、伊野、蘇鶴温泉のネキの良心市で、真ん中に鏡を置いちゃありました。たぶん今でも置いちゃあります。盗って行こうとすると、鏡に映った自分の顔が見える、というやつ。これは良いアイディアで、効果はありそうにも思います。

良心市ではないですが、思い出すのが、道路の脇の小さな鳥居。昔から、交通量の少ない道路の脇とかに、ゴミの違法投棄が絶えません。「捨てるな!」とか「ここはゴミ捨て場ではありません!」とかいった看板が掲げられたりしよりましたが、ほとんど効果はありませんでした。
しかし、あるときから、小さな鳥居が置かれることが多くなり、そこに捨てられるゴミは激減したような気がします。捨てたら神様のバチが当たるぞ、というメッセージは、日本人にはかなり有効やったのであります。

これは日本人の宗教観、社会観を見事に現しちゅうような気がします。勝手に、ゴミの違法投棄をするような輩でも、大自然におわします神様は、ちょっと恐い。バチが当たるのはイヤだ。と、いうことでしょうか。
まあ、それで、鳥居を置いてない場所を探して不法投棄しよったら、意味ありませんが。
しかし、良心市にも、神様手法、なにか応用して使う方法がないですろうか。そんなことを月曜の朝っぱらから考えよります。


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