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ディープな大阪探検、地形堪能RUN〔3527〕2012/12/11

ディープな大阪探検、地形堪能RUN

2012年12月11日(火)晴れてまんがな

今朝は大阪。昨日の夜遅くやって来ました。珍しく難波に泊まっちょったので、今朝は、早朝からディープな大阪探検と大阪地形堪能RUNにでかけちょりました。合計9.05km。

まずは難波から南下、今宮戎神社さんにお参り。この界隈へ来たらお約束。で、通天閣を横目に見ながらJRの線路まで南下して、東へ。ここまでは極めて平坦な道。そう。昔は海やったところですき。そして、地下鉄動物園前駅のところへ。

この界隈は、早朝から、独特の雰囲気が溢れます。大きな作業着屋さん、荷物預け所、食堂、そして庶民的な雰囲気マンマンの教会、作業着を着たひとたち。そっから通天閣までは、賑やかで猥雑な商店街になっちょって、名物の串揚げ屋さんもどっしこ。しかし、反対側の、動物園前駅から道を渡ると南に延びる商店街、こちらは、時代がもっともっと遡った雰囲気。昭和30年代が今に残る、不思議なエリア。長い商店街は縦横に延びて、かつて、かなりの繁華街やったことを窺わせます。

そしてアーケードを抜けると、そこは、異国。飛田新地。昭和33年の売春防止法以来、「飛田料理組合」という名称で料理屋さん街という名目になっちょりますが、そうでないことはみんな知っちゅう飛田新地。今の時代に奇跡のように残る赤線地帯。早朝ですき、もちろんもう店は閉まっちょりますが、通りに並んだ灯りとお店の統一感ある看板、風情は独特のものがあります。広いですねえ。これは。

地図で見てみると、意図的なのかどうなのか、「飛田」という地名を探し当てることはできませんでした。地図にない、突然現れる昭和30年代の街。映画のセットのような、異次元空間。

それを南へ抜け、そして東へと街灯りに挟まれて進むと、突然眼の前に巨大な壁。
突き当たって、横の石段を登ると、そこにはビル、マンションが並びます。そう。上町(うえまち)台地の上。
上町台地は、大阪の町に、南から北へと突き出した台地で、かつては、大阪湾に突き出した半島。それが今は台地となり、大阪の都市形成に大きな影響を与えちょります。大阪の地形図は、これが見やすいですね。この地形図の黄色い部分が古代の陸地で、他は海やった訳です。

大阪城は、上町台地の北の先っぽ。現在、地下鉄谷町線が走る谷町筋は、谷の下ではなく、両側の谷に挟まれた台地の上の尾根筋を通る道。
飛田新地の東の壁は、この台地の壁であります。

以前、江戸の町の形成で、武蔵野台地が江戸湾に張り出した地形で、尾根の上に大名や旗本の屋敷、谷間に繁華街、というパターンが顕著で、今も、尾根筋の屋敷の跡が大使館や巨大なビルになっちょったりする、ということを書いたことがありますが、大阪でも、この上町台地では、おんなじことが言えるようです。

写真は、壁の上、つまり上町台地の上から飛田新地方面を撮影したもの。大正時代に形成された新地ですが、やはり、猥雑で賑やかな歓楽街はこのような低湿地帯に形成されていき、丘の上には大名屋敷や裕福な人々の屋敷が並んだようです。
天王寺動物園は、黒田藩のお屋敷のやったかも知れません。

谷町筋をメインストリートにして、その両脇に、斜面を利用して広大なお屋敷をつくる。江戸の町の考え方と同じ。谷町筋は、お寺さんも多いですね。台地裾の、松屋町筋東の斜面にも、すごい数のお寺さん。宗教施設は山の裾が多い、というルールに当てはまりますな。

お相撲さんの個人的スポンサーのことをタニマチと言います。これは、色んな説がありますが、いずれにしても、大阪谷町に住むお金持ちが、相撲、力士を支援したということに由来するようです。お医者さんとか呉服屋さんとか。
上町台地の上の尾根筋には広大な屋敷が多く、お金持ちが住みました。ですきにタニマチも現れた訳です。

台地の両脇、山裾斜面にはお寺さん、そして低い場所には猥雑な繁華街。
今一度、前出の地形図をご覧下さい。
「上町台地」と書かれた白い文字の右に、谷が切れ込んできちょりますよね。あの谷がたぶん桃谷。その谷川に橋が架かって、それが鶴橋。などと妄想が膨らみます。

今朝はその後、やはり台地の上の一等地にある四天王寺さんをお参りしてきました。聖徳太子さんも、台地の上の見晴らしの良い場所に格式あるお寺を建てることを選んだのでしょうか。

繁華街、猥雑、庶民と低湿地、広大なお屋敷、お寺、台地の上。都市の形成には、その地形が大きな要因となることを改めて確認、堪能した、ディープ大阪探検早朝RUN。


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