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ラグーンの跡地〔3249〕2012/03/08

ラグーンの跡地

2012年3月8日(木)曇り

今朝は高知。昨日の夕方の飛行機でモンて来ました。やっぱし高知はヌクいです。この季節、南国であることをクッキリ体感できますね。

さて、こないだうちから、前浜と田村の間のラグーンについて、ちくと書いてきました。ラグーンとは潟(かた)とか潟湖(せきこ)のこと。浅い海で、干潮時には干潟みたいになるような場所。有名ながはヴェネチアでしょうか。あの街は、ラグーンの上に杭を打って建設された街。防御に優れた街となって、ヴェネチアは地中海の覇者になりました。

写真は、里改田から南東方向を撮影したもの。中央左手のちょっとした森の中に、小さな祠があります。蚊居田城の城八幡。ここに、戦国期、蚊居田氏の本拠とする蚊居田城、別名、沢城がありました。沢城という名前からもわかるように、湿地帯のような所にあったと推察される城。どうやら、この界隈まで、中世はラグーンが広がっちょったにかありません。

右手の向こうに見えるのは前浜の砂丘。砂丘上に、家々が立ち並びます。その砂丘は東へ延び、伊都多神社の向こうで終わります。その東が切戸。その界隈が、中世の頃の物部川の河口やったがでしょうか。
その頃の物部川は、国道の歩道橋のある田村交差点からもうちょっと東へ行ったところを流れよりました。そっから南へ下り、現在の空港滑走路を横切って切戸界隈へ。その西岸に、北から、岩村土居城、細川氏の守護代の城、千屋城とあった訳です。

砂丘の東の河口から北へ入った所から、こちら側へ、砂丘の北側の広いエリアに、どうやらラグーンが広がっちょったようです。つまりですね、この写真の、この田んぼや畠のエリアは、中世、ラグーンやったということになります。そんなつもりでこの風景を眺めてみると、また、違う景色に見えてくるきに不思議。

もうすぐ大震災から一年。もし、来るべき南海地震で巨大津波が土佐湾を襲うてきたら。久枝や切戸から押し寄せて来た津波は、昔ラグーンであったこの広い田畑をあっという間に埋め尽くしてしまうかも知れません。ラグーンや湿地帯であったくらい、海抜の低い地域です。
向こうのあの砂丘の高い部分でも、海抜は10mちょっと。宝永地震よりも大きい津波が押し寄せて来たら、あの砂丘を津波は乗り越えてくることも予想できます。

ここ、里改田は、しゅっと西側に琴平山がありますき、そこへ逃げればエイ訳ですが、この、東側の広大な土地には、今は、避難施設はありません。


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