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宇佐の震災復興記念碑と、三百年後の教育厚生産業振興〔2640〕2010/07/08

宇佐の震災復興記念碑と、三百年後の教育厚生産業振興

2010年7月8日(木)爽やかに晴れ

今朝は湿気のない、さわやかな朝になりました。晴れ上がって実に心地良いお天気。昨夜は飲みに出ちょったもんで、織り姫彦星の方には目がいかんかったがですけんど、キレイに見えたがやないでしょうか。

さて、今朝はちくと用事で宇佐。今は土佐市になる宇佐。古くからの漁師町で、ジョン万次郎も、遭難した際にはこの港から漁に出ちょります。こないだうちから、安政の大地震を後世に伝える碑の話をしよります。この宇佐も、港沿いの道路脇、漁協の入り口の所に大きな「震災復興記念碑」が建てられちょります。これは、昭和21年の南海地震の被災状況と復興状況を克明に記したもの。

脇に、その碑に書かれちゅう内容を読み下し、わかりやすうに掲示しちゃありました。まこと、地震の恐ろしさを伝える碑はありますが、古いて読みづろうなっちょったり、文体が難しゅうてひとっちゃあ意味が解らざったりしますきに、あのように通りがかりのヒトや近在に住むヒトがしゅっと読めるようにしちょくががホントでしょうね。碑文の趣旨から言うて。ちなみに、その昭和南海地震の碑の所に矢印で、安政地震の碑があるという方向を指し示しちょりましたが、ようたどり着きませんでした。安政地震の経験が生きて、昭和の地震では死者行方不明者各1名ですんだそうですきに、未来へのメッセージは大切ながです。昭和の碑には「欲を棄てて逃れた者は命助かりし」という戒めが人的被害の僅少につながったと書かれちょります。

その碑をご紹介しょうかと思うたがですが、そっから東へ行った町はずれ小高い丘の忠霊塔の所に、興味深い碑を発見したので、今日はそれをご紹介します。

「三百年後 教育厚生 産業振興 資金之碑」と刻まれた大きな自然石の碑。裏にまわって碑文を読んでみました。

それによりますれば、宇佐出身の法学者、武田宣英さん夫妻が、昭和15年、郷里の宇佐町に3000円を寄託したそうです。で、信託によってこれを増やし、 300年後、1億円になったところで宇佐の教育、厚生、産業振興に資せよ、といわれたそうです。そのことを記念し、後世に伝える碑がこれ。なるほど。

その3000円は、戦争をはさんでどうなったがでしょうか。もし町に残っちょったら今頃どうなっちゅうがでしょうか。気になるところです。


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