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浦戸湾、月見台横の不思議なオブジェ〔1678〕2007/11/19

浦戸湾、月見台横の不思議なオブジェ

2007年11月19日(月)冷えました、快晴!

今朝は冷やかったです。一番の冷え込み。季節は秋真っ盛りですね。

さて、今朝は浦戸湾の不思議なオブジェをご紹介しましょう。ここは、高知の横浜から宇津野トンネルを通らずに海岸沿いの旧道を走って、古い短いトンネルの手前の堤防から海へ出たところ。海に、このような不思議なオブジェが屹立しちょります。これは古代エジプトのオベリスクではありません。普段は海の中に立っちゅうがですけんど、今朝は潮が引いちょったので、しゅっとそばまで行けました。このオブジェ、なんちゃあ書かれちゃあしません。さて、これは何ながでしょう。

こないだ、10月13日のにっこりで、高知在住の文章家、渡辺瑠海さんと一緒に飲んだというお話をしました。その際、瑠海さんが、ここのトンネルの外側に突き出た部分が「月見台」で、そこを廻ったところに、昔の高知新聞社の水上飛行機発着場跡がある、と、教えてくれました。で、このオブジェはその名残やないかと思います。

調べてみましたら、昭和8年4月、高知新聞社が、全国の地方紙のトップをきって航空部を設立、海軍から水上飛行機2機を購入して、この場所に四国太平洋岸唯一の飛行場「高知飛行場」をつくったのでありました。滑走路は海。向こうの右手に衣ヶ島が、左手に玉島が見えよりますが、水上飛行機は、ここから玉島と衣ヶ島の間を抜けて飛び立ちよったがでしょうか。この西の海岸に、四角い空き地がありますけんど、ここに格納庫があったそうです。問題は、飛行機をどうやって釣り上げて格納するか。クレーン用の大きな柱が必要となり、魚梁瀬から巨大なこれ以上ないというくらい立派な檜を運んできたそうです。面白いのは、結果的に、この檜の価格の方が飛行機1機分より高かったというエピソード。苦労の程がしのばれますな。

で、この飛行場は、大日本航空の「高知~大阪間定期旅客空路」の飛行場としても利用されたとか。古いトンネルの横に建つ県職員住宅の場所には「三柏園」というこぢゃんと立派なホテルがあり、結構賑わいよりました。

この不思議なオブジェは、その頃の遺構として、今も海の中にしずかに屹立しちょります。


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