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井上俊三さんと土佐の写真技術と潮江天満宮〔1505〕2007/05/30

井上俊三さんと土佐の写真技術と潮江天満宮

2007年5月30日(水)曇ったり晴れたり

昨夜からちっくと雨が降った高知市内。もう梅雨入りが近いがでしょうか。

ここは雨上がりの潮江天満宮。この天神様は市内中心部、鏡川界隈の氏神様。で、この境内の鳥居とか石柱とか百度石とかには、歴史上有名な人物のお名前が散見できます。夏目雅子さん主演の映画「鬼龍院花子の生涯」の侠客「鬼政」こと鬼龍院政五郎のモデルとなった土佐の大親分鬼頭良之助さんの大きな大きな百度石もございます。その百度石の、参道を挟んで反対側にご覧の石柱が立っちょります。飛龍梅の横。参道の突き当たりは神池で、右手に梅林が見えよります。

ここに刻まれちゅう文字を読んでみますと「高知市農人町 井上俊三」「同市同町 窪川馬太郎」と書いちょります。この井上俊三さん、実は土佐の歴史では結構重要な人物ですね。政治とかで活躍された方ぢゃ無うて、井上さんの活躍された分野は「写真術」。土佐の写真術の始祖、とされるのが井上俊三さんながです。

我が国に写真機が入ってきたのが1848年。で、土佐人では、かの河田小龍さんが薩摩の写真研究所で写真技術に触れちょります。その次に、中浜万次郎さんが咸臨丸で渡米した際に写真技術を学び、写真機材と薬品一式を購入して帰って来て、江戸で写真をたくさん撮ったとのこと。山内容堂さんも撮影しちょります。が、しかし、まだ高知県に写真技術を持ち帰った訳ではありませんでした。

1830年の高知で生まれた井上俊三さんは、化学修行で長崎へ行き、そこで、日本の写真技術の始祖と言われる上野彦馬さんに技術指導をしてもらいます。何でも、後藤象二郎さんの指示やったそうですな。写真機材は土佐藩が300両で買い上げたとか。なかなか力が入っちょります。で、井上さんは大阪で写真館を開業、戊辰戦争従軍の兵士とかに大人気やったそうです。その後、明治の始め頃高知へモンて来て農人町に写真所を開業、輸入雑貨も販売したりして、高知に西洋文明というものを持ち込んだのでありました。井上俊三さん撮影の山内容堂さんの写真は、日本でもかなり初期の部類にはいる写真として貴重な資料となっちょります。

そんな井上さんの名前を、ここ潮江天満宮境内で見ることができます。


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